磁気センサ 用語のご説明
検出感度(距離)
標準の磁石を検出面から垂直方向に近接させ、磁気センサが動作するときの磁石から検出面までの距離を検出距離といい、このときの基準点(磁気検出素子の位置)での磁束密度を検出感度といいます。
応答周波数
周波数とは、単位時間当たりに検出磁気が何回接近したかを言います。
応答周波数とは、どれだけの周波数まで検出磁気の動きに応答できるかを表します。
表面磁束密度
磁力の強さを表す物理量で、単位面積当たりの磁束量で表します。
単位はテスラT(又はガウスG)です。(1T=104G)
同じ特性の磁石でも大きさ、形状、測定箇所等により値は変わります。
動作形態
磁気を検出時に出力がON(動作)になるものをノーマルオープンタイプ(NO)と呼び、磁気を検出時に出力がOFF(復帰)になるものをノーマルクローズタイプ(NC)と呼びます。
ご使用に合わせて選定して下さい。
出力(オープンコレクタ)
出力トランジスタ(NPN又はPNP)のコレクタがオープンタイプになっているもので、直接定格負荷電流以下の電流を開閉できます。
なお、負荷を接続せずに短絡して磁気センサをONさせると出力トランジスタが焼損しますのでご注意下さい。
電圧出力タイプとしてご使用になる場合は、NPNトランジスタオープンコレクタ出力では、Vcc-OUT間に負荷抵抗を外部接続してOUT-GND 間の電圧を制御信号としてご使用下さい。
PNPトランジスタオープンコレクタ出力では、OUT-GND 間に負荷抵抗を外部接続してVcc-OUT 間の電圧を制御信号としてご使用下さい。
出力(オープンドレイン)
出力MOSFETのドレインがオープンタイプになっているもので、直接定格負荷電流以下の電流を開閉できます。
なお、負荷を接続せずに短絡して磁気センサをON させると出力MOSFETが焼損しますのでご注意下さい。
電圧出力タイプとしてご使用になる場合は、Nch MOSFETオープンドレイン出力では、Vcc-OUT 間に負荷抵抗を外部接続してOUT-GND 間の電圧を制御信号としてご使用下さい。
Pch MOSFETオープンドレイン出力では、OUT-GND 間に負荷抵抗を外部接続してVcc-OUT 間の電圧を制御信号としてご使用下さい。
2線式
図の様にセンサを負荷と直列に接続する方式です。