磁気センサ 一般使用上のご注意
外部磁気について
検出部に残留磁気を持った物が有る場合、検出や復帰動作に影響を与えますのでご注意下さい。
磁性金属について
検出面方向に磁性金属(鉄、ニッケル等)があると検出感度に影響を与えますのでご注意下さい。
磁気発生源について
磁気センサの周辺に磁気発生源(モータ、ソレノイド等)がある場合、誤動作しないことをご確認の上ご使用下さい。
周辺金属の影響について
当磁気センサの周辺に残留磁気を持った磁性体がある場合は、検出距離が変化しますので、取付け位置や方向にご注意下さい。
2線式タイプの場合
- 負荷無しで電源に直接接続しないで下さい。内部回路を破損する恐れがあります。
- 磁気センサがONのとき、内部インピーダンスにより2線の両端には残留電圧Vsが生じています。
このため、負荷にかかる電圧VFは電源電圧より残留電圧分低くなりますので、負荷の電圧が動作電圧範囲になることをご確認の上ご使用下さい。 - 磁気センサがOFFのときでもわずかな消費電流(漏れ電流)が流れます。このため、負荷に電圧が残り復帰不良が起こる場合があります。この場合、負荷と並列にブリーダ抵抗を接続して、負荷にかかる電圧を復帰電圧以下になるようにして下さい。
磁気センサの取付けについて
取付け部周辺の材料が磁性金属の場合は、検出感度が大きく変化する場合があります。当磁気センサの取付け部や周辺に磁性体がある場合は、当磁気センサとマグネットテープの距離以上に離し、充分に検出特性を確認の後にご使用下さい。
使用環境について
水・油・薬品・塵埃・腐食性ガス等がかかる場所、急激な温度変化の起こる場所、直射日光のあたる場所での使用及び保管は避けて下さい。
また、結露や氷結すると、製品寿命や特性に大きな影響を及ぼします。