温湿度センサ 用語のご説明
温湿度センサ
温湿度センサとは、1 台で温度と湿度を計測できるセンサです。
本センサは、相対湿度を測定する静電容量式センサと温度を測定するバンドギャップ温度センサが装備されています。
相対湿度
相対湿度とは、ある気温において空気中に含むことのできる飽和水蒸気量( 水蒸気の最大量) を100とし、実際の水蒸気量の測定値を比率( パーセント) で表したもの。
飽和水蒸気
その空間に含むことができる最大の水蒸気の量を飽和水蒸気量、そのときの圧力のことを飽和水蒸気圧と呼びます。
空気中に含むことができる飽和水蒸気量( 飽和水蒸気圧) は、暖かくなると増え、冷たくなると減ります。
結露
結露とはある温度以下になったときに空気中の水蒸気( 気体) が水( 液体) になる現象のことです。
気体から液体に変わる点を露点といい、その時の温度を露点温度といいます。
例えば、温度20℃、湿度60%の時の露点は約12℃ですが、温度20℃で湿度40%の露点は約6℃と温度と湿度によって異なってきます。
湿度応答速度
ステップ変化(10%RH から90%RH) に対して、出力信号が63%まで追従するのに要する時間を表します。(25℃、空気流速1m/s に於いて)
4~20mA出力
工業用のアナログ信号の形態。
電圧出力よりも耐ノイズ性に優れた方式です。
最小値が4mA のため断線(0mA) を検出することができます。
250Ω(1/4W 以上) のシャント抵抗を挿入することで電流-電圧変換を行い1 ~ 5V 信号に変換することも可能です。
1~5V出力
4 ~ 20mA と同様に工業用のアナログ信号の形態。
最小値が1V のため断線(0V) を検出することができます。